江戸時代の千両箱は、今の時代の金庫かな

うちの学校の演劇部の及川君は、そのルックスから女子にも大人気ですが、ちょっとユーモアのある演技が男子にも好評で、学校中の人気者です。演技がうまいかどうかは別として、先生たちも彼のことを千両役者なんて呼んでいます。

みんなの鍵屋さん:金庫係

でも僕は、この千両役者という言葉が気になりました。学校の授業などで今まで習ったこともなかったですし、それでも僕ですら、なんとなく意味を知っている。この千両役者という言葉をまず調べてみました。千両役者とは、江戸時代の歌舞伎で、人気を博した歌舞伎役者に使われた言葉で、彼らが千両という高額な給金を稼ぎ出すことからそう呼ばれるようになったのだとか。なるほど、歌舞伎の世界は今でもすごいお金を稼げますが、江戸時代となったらそれ以上でしょうね。

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関連用語として、千両箱というのもありました。江戸時代の千両箱は、今の時代の金庫かなと思いましたが、調べてみると大きさはそれ程大きくないようです。大量の小判を収納できる箱ということなので、今の時代の金庫のように、厳重に鍵をかけられ、火事になっても中身は焼け残るというような、頑丈な物ではなかったようです。うちの学校の事務室で、ちょっと金銭のやりとりが行われる際に事務のおじさんが持ってくる、手提げ金庫のようなものでしょうか。ぱっとしか見たことはありませんが、やせっぽちな事務のおじさんでも軽々持てる、アルミか何かでできた箱のようでしたが。

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金庫で調べてみると、日本には昔から、色々な金庫、そしてそれとセットになる、鍵が存在していたようです。海老錠、因幡錠と検索してみると、どこかで見たことのあるような、芸術作品と言ってもいいくらいの、様々な錠前の画像などが出てきます。オークションに出品され、落札されたり入札が入っていたりしますから、古い鍵や錠前が好きな人も居るのだなと勉強になりました。